【ゾウのはな子】
ヲレが小学校低学年の頃…2年生くらいやったかな?
担任の先生が熱心なィイ先生でした
毎朝何かしら本を朗読してくれて 【かわいそうなぞう】 も読んでくださりました
大好きなゾウを殺さなければいけない飼育員サン
飼育係サンを信じて芸当を見せるゾウさん
悲しい話として記憶に残っていました
その映像化が前半部・ソリマティ主役
我が子に等しいゾウさんを殺せ言われて、猛獣呼ばわりされて 「ハイそうですか」 言えるワケないす
ただ 「じゃあ、逃げて人間を襲わない保証はありますか?子どもだって殺されるかも知れないんですよ」 言われたら…
「社会の正論 」は 「人間ありき」 それを覆すことは現実的に難しい
子どもの頃とは違って、飼育係サンのもどかしさ・リヤル感じます
ただ、ゾウさん可愛そうに終わらず、園長はじめ、他の飼育員や獣医の苦悩も描かれていたのが良かった
尺の短さゆえ、多少駆け足なれども、皆さん達者ゆえ見応え十分
これがあったから感情移入し易かった
終戦後・少年の投書がキッカケで、タイから一頭の小象を譲り受ける
「自分はゾウを殺した」 小象を受け容れられないソリマティ飼育係
でも、群れで生きる性質のゾウさん、まして小象・心細いんですね
ソリマティ飼育係に甘えてくるのが愛おしいです
「高野敬介ですッ!よろしくお願いしますッ!!!!!」
ごっつい7:3でカズキ殿、元気ハツラツ御登場 (爆
小象の命名 「はな子・襲名」 で新人どころじゃないソリマティ飼育係 (爆
教科書知識しかない新米なれど、母を早くに亡くし、人の痛みに敏感なカズキ飼育員
すぐにソリマティ飼育員と打ち解け、ゾウイズム継承
「ハイッ!」 元気よく答えるカズキ殿
その間、はな子役の小象サン、鼻でずーっとカズキ殿をモソモソ触ってるんですよ(笑
制服にオヨダがいっぱい付いてテラテラしてます
和むわぁ…
監督談話で 「いくらカネ使ってもいいからCG許可」 上から言われたそう
が・CGもキャストの代役も一切ナシ
そのコダワリが細部に生きてます
「なーんだ?どした?カワイイな~オマエ~」
そんなカズキ飼育員もカワイイ (痛
ソリマティ飼育員・引退の日「ゾウは別れを感じるから」あえて別れらしい別れをしない
ゾウ可愛さの自己満足でなく、どこまでもゾウ本位なんですね(泣
井の頭に移されたはな子
泥酔侵入者を踏み殺してしまう、これには同情的な世論も、飼育係を死なせてしまったことで一変
「殺人ゾウ」 と呼ばれ、監禁、処分まで持ち上がる
居ても立ってもいられず、カズキ飼育員も移籍・井の頭へ
自分だって生活かかってるワケで、普通そこまで出来ないす
ゾウさんを仕事として見るでなしに 「窮地の我が子」 として見てるんですね
監禁されて心閉ざしたはな子
せっかくカズキ飼育係が後を追ってきたのに、見向きもしない
それでも毎日話しかけ、根気良く愛情を注ぐ
そしてある日…ポッケ探って餌食べた!
カズキ殿の言わはる 「ゾウの名演・見てネ」 ってヤツか
ちなみに・はな子演ずるゾウさん、ゾウはな公式でインタのジャマしちゃってる子がそうです (笑
名優カズキ殿、共演者が人外であってもモンダイ無し (爆
はな子36歳、カズキ飼育係も壮年期に
シャベリや歩き方・もっさりしてきました (笑
長年のストレスで歯が抜けてしまったはな子
ヨメハンの具合が悪いのに、お惣菜のポテトサラダで閃くカズキ父(爆
いや、笑ろたアカンのですが
もっさりヌボーンしよるのに、目に生気がミナギル様がツボ(殴
家を飛び出し、手間のかかる 「ゾウ団子」 をこしらえる
その甲斐あって、はな子は元気になったけど・家族との溝が…
ついに引退の日 「人間の都合は通用しない」 アトを任せる飼育員サンもソリマティからのゾウイズムしっかり受け継いでました
家族への後悔の念をこぼす哀愁
飼育員として尊敬を集める程働いたら、他のコト出来ないって
男としてカッコイイけど、切ない
息子のデュメイン、家庭を顧みないカズキ父を嫌っていたけど、飼育員になる道を選ぶ
井の頭にて、父同様はな子の担当に
「父親の背中を見て育つ」 なんてよく言われますが、実際そこまで働けるだろうか
言葉で補わずとも、そこまで感じさせるのは並大抵でないす
「夫として、父としては尊敬できないけれど、命を燃やせることを見つけたのは、男として羨ましい」
男として最大の賛辞だろ!?!?!?!?
「命の大切さ」 がメインテーマですが 「いかに生きるか?」 の部分にも惹かれました
もっとセンチメンタルな作りになるかな?ややもすると 「安いお涙頂戴モノ」 に落ちやしまいか?
動物押しだけではあざとく感じてしまうナナメなヲレ (さいてい
そういった心配もありました
が・以外と 「ゾウに人生を捧げた男達のドラマ」 ってなアツイ仕上り
戦争を知らずとも、入り易い作りがむしろ良かったと思います
男達の生き様に感銘することで、普通に生きられること・熱意が無駄にならない時代っていいなと
おのずと 「戦争はよくない」 引き出せるハズ
ェエもん見せてもらった思います
ただ…ゾウ少年が…
フツーに孫同伴じゃアカンかったんか!?
妹役の子が孫でェエやん?
それとも何か意味が込められているのか!?
違う意味で切なかった…あ・余計なコトですね… (殴
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コメント
こんにちは。
読んでたらまた涙がじんわりと(TT)
昨日は前半ですでに辛くなってしまって
北村さんまでたどりつくまでに挫折しそうでした。。。
CG、バンバン使ってたら、果たしてここまで気持ちを入れて見られたか疑問ですね。
CGを全部否定するわけではないけど、
良い使いかたをしてる作品もたくさんあると思いますが、これについては、生の温度感がすごく大切だったと思います。
最後のゾウ少年は、狙いはどうなのかわかりませんが、私は戦中の最後の世代の終わりを感じました。
これから戦中世代の最後の方々も老いて亡くなって世代が代わっていく、戦後世代からまた次の世代へ、語り継ぐべきものを語り継がなければいけない、みたいなメッセージのように受け取りました。
元気ピンピンのおじいちゃんだったらそうは感じなかったかも。
それにしても、高温多湿の中にいる北村さんはなんとも濃度が上がりますね。
暑苦しさ5割増し!みたいな(笑
見てるだけでビール飲みたくなります。秋味はまだかな。
ではでは長々と失礼しました(^^;
しばらくはポテトサラダを食べるたびに泣きそうです…
投稿: うらら | 2007年8月 5日 (日) 16時47分
うららサマ☆コバワッ!!!!!
泣きましたね~
結局ドコが一等って決められない程、ずっと泣いていました
それは前半からで、やはり処分のくだりは辛く、ブログでもはしょってしまいました
ですね、CGバンバンやったらこうはイカン思います
CGは幻想世界を実現させるためのツールに留めて欲しいものですね
まま、ゾウさんかて、なんぼ大人しい性質やゆうても、あの巨体
万が一って可能性もあります
だけども、キャストが実際に触れ合って、なついている
ナンボ・ゾウ村だから芸当慣れしてるゆうても、ゾウさんにだってキモチはあるわけで
ね、仰る“生の温度感”
これがあったからこそ、互いの愛情がリヤルやったんですね
なるほど!
「訪ね人」よろしく、投げかけて良かったです
ヲレは亡くなった妹役の子が孫を演って「おじいちゃん、はな子だよ~」ってご機嫌
目を細めるジイサンなれど、妹の姿が重なり涙ぐむ
もし、戦争なんてなかったら(看病が行き届いて)生きていたかも知れないとか
今も生きているはな子を同志を想うような感慨にひたるとか
ええやん!?大団円で!?思ってしまったのです
って・ベタですね…(笑
痴呆になってしまったのがショッキングで、思考停止しました(汗
生き証人が居なくなってしまうことへの警鐘やったんですね
伺って、ヘッドバンキングぐらい頷きました
ぁあ…書いてみるもんだ(感涙
わはは(爆
暑苦しさ5割増しって(ヒィィ
アップのシーンは特にイイセリフゆうてはるのに
「ぁあ睫多いなぁ、マユゲ濃いなぁ…」チラチラよぎりったりも(殴
秋味CMまだですかね~
あきぃぃぃい~!!!!!(叫
いいえの!ナイス・アシスト頂いて助かりました(ホクホク
ポテトサラダ・泣きスイッチ発動ですね
わななくデュメインにも言い分があり、それもまた泣けました
投稿: 影千代 | 2007年8月 6日 (月) 00時13分
自ブログに記事書いてから~とか思ってたらこんなタイミングになってしまいました
『ささやき』の初日にも行かれたのですね
どこにコメント投下していいものやら…ですが、こちらにおジャマさせて頂きます
『はな子』
前半部分は既知の事だったので覚悟して?観ました
言われるようにかわいそうに終わらず個々の飼育員さんや園長の気持ちを丁寧に描かれていて良かったです
北村さんの「ハイ」のお返事すきなんですよ~(//∇//)
どんな状況の「ハイ」もOKです
いつぞやの『ズバリ』言われていた某バラエティの「はい」しか言えなくなってしまった聖也さんツボでした
壮年~老年期のもっさり高野氏
ポテトサラダで閃くシーンは不謹慎ながら私もツボりました(笑
それにしても北村さん青年期~老年期と見事に演じ分けていましたね
話し方声トーンは当然としても普通に立ってる立ち姿とか…
家庭人・高野を描かれた事によって私が注目したのは純名さん演じた奥さま
夫に対する不満や、それから来る子供への不憫さもあったろうな~と思ったんです
でも最終的に息子が父親を
「男として羨ましい」と思うまでになったのは母である奥さまの力って大きかったんだろうなと。
退職してからあっという間に亡くなってしまった高野氏でしたが(笑
葬儀以降のハナシもよかったです
インタで言われてた
「普通に生きていることを見つめ直す」
良い機会になったんじゃないかなと思います
『ささやき』
いろいろな情報ありがとうゴザイマシタ
当日は鼻血を出さないように多めにティッシュをもって出かけようと思います(笑
投稿: はづき | 2007年8月 6日 (月) 15時03分
はづきサマ☆コバワッ!!!!!
いいえの、お気になさらずッ!
も・グダグダですんで(汗
【はな子】
開始早々泣けるんですが、アツイものもあって前半部も良かったです
トータル期待以上のアガリ
正直フ○テレビゆえ、危ぶんでおりました
安堵(笑
「ハイ」
ソリマティよか実際は年長
でも、トーンの高さと、どことなく甘ったるいトコが幼げで(愛
【ズバリ】でしたね~(爆
溢れそうなビールを念力で止めようとする姿…ヲレ的に印象深いです
もっさり・ツボりましたよね(笑
全国の「もっさりファン」のハートをワシヅカミでした(居るの?
フツーに「上手いなぁ~」思えるお題を与えられて、眼福でした
ポテトサラダの閃き
今やから言えるんですが…ドリフの家族コントを妄想してしまったんです
食卓でボケ倒すお父さん、王道・緑のスリッパでシバく息子
あえての美形投入・大爆笑や思うんですが…(止しなさい
一瞬でも、そんな妄想をした自分が嫌スギです(ぁあ
ナルホド~
期待に応えてくれない夫、でも・その苛立ちは息子に見せなかったんですね
一等当たり易い存在やのに
昔が舞台のドラマって、男をたててくれる奥方、つつましやかって言うのかな?
現代ドラマじゃ「鬼ヨメ」だもんな…ぁあ…夢ないわ(笑
ぇえ゛ッ!?ってぐらいに駆け足でしたね(笑
普通に生きれる世だから、精一杯生くべき・父子の繋がりに泣けました
七兵衛の言葉・ホーフツしました
【ささやき】
何は無くともティッシュはお忘れなく(笑
投稿: 影千代 | 2007年8月 7日 (火) 02時16分