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2008年1月14日 (月)

死ぬまで★1発

ハイ・以降スジ追いツッコミレビュ展開です

舞台 【死ぬまでの短い時間】
カズキ殿:孤独な拓史運転手・シミズ
秋山菜津子:自殺志願の女・フタバ
田中  圭:シミズに憧れている若い男・コースケ
古澤 裕介:若いカップルの男・ドイ
内田  慈:若いカップルの女・ミヤマ

劇中歌はカズキ殿歌いません(安堵・w
でも、大阪大楽は 【アイラヴユー】 歌ったそうです from 公式
岩松氏・どんなムチャ振りw

 
拙本文中にも、劇中・バンドによる歌唱箇所掲載しました
が・転載は違法なんで、パンフお持ちの方はお手数ですが 【歌詞ペイジ】 併せて御覧ください

鬼長文・御容赦ください

チケを見せて会場入り

緞帳ナシ・丸出しの舞台にまず度肝w

モザイクタイルと内照ガラスが埋め込まれたステージ
上手に断崖絶壁のセット、上には 「何か背の高いセット」 が立っていて、布で覆われている
下手には「何か平べったいセット」が、同じく布で覆われている

他所劇場みたいな 「開演アナウンス」 無し
スタフーの女性が前に立って・肉声 (ぇ
その 「お断り」 が終わるや否や、ステージ奥からカズキ殿・ノッソリ登場

僕は映画の舞台挨拶みたいな 「下々の者vs超絶俳優カズキ殿」 な距離感がスキだ
寧ろ幸福に感じるんだ (M?

でも、この近さで演技は想定外・動揺

また 「ぁあ・本当に奇麗な人なんだなぁ」 と
シャープなアゴ・迫出した眉骨・一見細身の体躯…でもプリリと野球ケツ (コラ

コンビニ袋を提げて、舞台下手のヘリに腰掛ける殿@タクシー運転手・シミズ
白いシャツはクタクタ、エンジ色のニットタイ、グレイにストライプのパンツを着用

しかし・オケツがピチピチ過ぎる気が (ひつこい

モソモソと紙パック飲料を取り出し、パンと共に食事
全然美味そうに食べない、ただ・必要だから食べている「摂取」

そんなシミズを舞台奥から、愛しげな熱視線@コースケ
高校生の様なフレッチュな青年・いや、少年が的確なビジュアル
そんな少年がやさぐれオーラ満点のシミズに見惚れるって…

物 凄 い 不 健 全 な 画 ヅ ラ (どういう

静寂を破るのが・ドイ 「若いって素晴らしいよなぁ~」
紺のブレザー、クリボーカット・黒縁メガネのキモボッチャンスタイル

「みんなオマエの踊りを観てたよ~人生の脇役達がw な・パトリシア~♪」
避ける様に足早な若い女を追って
パトリシアと呼ばれた若い女@ミヤマは 「ソーラン節」 の踊衣装
「やめて!その名前で呼ぶの・思い出したくないの!」
源氏名やったんかな?踊りは踊りでも、チト違う踊りのハナシしよんか?

馴れ馴れしく呼ぶドイは、一方的かつ変態的な想いで「いかに彼女を好んでいるか」熱弁
踊る彼女を隔てるガラスに、万札をペタペタ貼ったと言う・ドイ
当然、ドイを避け・歩き回るミヤマ
しつこく迫るドイは、その度にシミズの傍らに置かれたパンを足蹴にする
パンの位置を直し、黙々と摂取を続けるシミズ
ゴーカイに蹴っても 「あぁ・コレ食事?質素だね~wいいよ~質素大好きwww」
シミズが一瞬ドイに暗い眼を向ける

北村キックが火を噴くかと思った@ついにナマで

無かった・シミズ無言 (タリ前

「謝った方がいいんじゃないの!」
「なんでだよ~オマエ自覚した方がいいよ、いいか!?オマエは主役なの!で・俺は金持ちw」
構わずミヤマへの 「直接触るよか想像しただけで…」 性的欲求を語りだす
逃げ去るミヤマ・追いかけるドイ

ずっとシミズを見つめていたコースケ、駆け寄ってくる

「【シェーン】て映画観てます?今のカンペキ【シェーン】ですよ!シェーン耐える・耐える・最後・爆発ッ!!!!!」
「最後・シェーン!カンバーック!!!!!ってね」

普通ならドイへの 「失礼なヤツですね (怒」 あっても良さそうだが、彼にとっては 「何もしないシミズ」 が最上
嬉しそうに身をよじりながら眺めていたw

「オレ、コースケって言います。シミズさんですよね?」
名を呼ばれチラリ目を向けるシミズ・なんて暗い眼を
「だって有名ですもん!自殺幇助のタクシー運転手~ッて!」

「や・あの、バカタレ共がそう呼んでるだけで、オレは尊敬してますけどね」
少し離れた横並びに座り、熱っぽく語りだす
「気付いてらっしゃいませんでした!? オレ殆ど毎日貴方のコトを見てたんですよ、貴方が休憩時間・独りで此処にいらっしゃることも」

「んで?」 うっとおしげな声で顔を上げる

「声を…聞いた…記念すべき第一声…かくして俺の人生は始まったか───ッ!!!!!」
感動に身もだえw

「で・俺は何の用だって訊いてんだよ」 あくまでウザそうに

「少しだけ・その前に話をさせてください、実はオレ、何度もシミズさんに電話してるんです…でも・出てくれない」
「自殺幇助のタクシー運転手なんて呼んでる馬鹿共の先頭がウチの親父なんです…」
「より良い街づくりの会長ですからね…」

聞く気ゼロな素振りが、宿敵の名を聞いてか?少しカオを向けるシミズ
「ぉお~ウレシイです!少し反応して頂いて」
「10日程前になりますか!?こないだの自殺者!貴方のタクシーに乗ったて、駅員まで証言したって言うじゃありませんか!?!?!?」
「見るからに自殺しそうでしたって…知るかよ!?って話ですよ!例によって親父が貴方のコトをグチグチと」
悔しそうに語るコースケだが、シミズの態度変わらず
「アンタと親父の関係なんて・俺には関係ねぇだろ」

「ここから!ここから関係してくると思いますから!!!!!」
ぐっとシミズの傍へ…胸に飛び込みそうなイキヲイ
「オレね、次に親父が貴方のコトを悪し様に言う様なコトがあったら…ちょっと・使ってみようかと思って・へへ」 ポケットから折り畳みナイフを取り出し、刃を出して見せる

「貴方はタクシーの運転手だ!客が崖っぷちまでって言ったら行くの当たり前でしょう!」
「これから死のうとする人間にどんな手が差し伸べられるって言うんです!? そういう人間に限って戦争をしかけたりするワケですよ!!!!!」
「人が・人が人を救うってコトはどうゆうことかって!オレはいつも考えてるんです!!!!!」

若さゆえ・思いのタケをぶちまけるコースケ君
シミズは脚を軽く開き、両肘を膝に置いた座り姿勢を崩さぬまま
身を乗り出したり、ジッとカオを向けて聞き入ったりはしない
時折 「へぇw」 小ばかにした目を向けたり、自分の手元をイジイジしたり・どこまでちゃんと聞いてんだか?といった風

「あのタクシー、駅員さんに訊いたら運転手さんは此方にいらっしゃるって」

コースケ君のアツイ告白を遮る女の声・高圧的でギャグとか通じない雰囲気
下手側・客席後方より、秋山女史@フタバ・足音一つさせず現れた(驚
真っ赤なトレンチコート、黒いバックを下げ、白い紙袋を脇に抱えた出で立ち

「運転手さん?」
「ぇえ・乗るんですか?」 コースケに対してよか若干、声張ってる・一応接客業w
「お願いします」
「今」 立ち上がり、コンビニ袋を片手に、クチをぬぐいながら用意に・舞台奥にはける

「崖っぷちまで行って欲しいんです」

寒々しいモノを感じる決意の声・体感温度マジに下がった
シミズの 「その時」 を目の当たりにしたコースケ・カオに興奮と動揺が浮かぶ

「タクシーの傍で・待てばいいわね」 サングラスをかけ、下手客席後方へはける

 

つづき

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コメント

はじめまして。

私も北村一輝ファンの一人です。
「死ぬまでの短い時間」の記事が目に
とまりコメントさせて頂きました。

07年12月(ベニサンピット)でしたね。
とても懐かしいです!(*^^)v

大きな劇場もいいけど、
あの「ベニサンピット」という小さな空間
で迫力ある生演奏と、すごく近い感じで
観られた事・・もう感激でした!

劇中、流れる音楽がとても心地良かったのと
同時に小劇場の良さと魅力を感じました。

北村さんが出演される舞台は、少々遠くても
足を運んでいます。

「死ぬまでの~」では幅広い演技で
魅了してくれましたね。
「シミズ」は今も鮮明にやきついています。

初コメなのに・・・
ついつい語ってしまいました。
失礼しましたっ。


投稿: mikan | 2010年7月24日 (土) 23時20分

mikanサマ☆ハジメマシテッ!!!!!

すみません
お時間いただきました

また、随分古い記事をw
昔の記事は僕であって僕でないような恥ずかしさがw

僕、舞台は結構好きで、一時よく行っていたんです
でも、あすこまで小さい箱は初めてで、しかもボロいw
床がミシミシいって「踏み抜いたら怖いな…」思いつつ、それも味w
息遣いまで聞こえそうな距離感に緊張しつつも、狭さゆえのライブ感・一体感に引き込まれました
DVDも出ていないし、劇場は取り壊され、跡地はマンションに…面影を偲ぶよすがもありません
夢のようなとは、まさにコレかと

劇中音楽は秀逸でしたね
バンドの方も良かったですし、胸が痛むような秋山サンの独唱は忘れられません

どんなに遠かろうが何だろうが、ファンであるうちに起こるコト・一通り我が目で見ておくべきや思います
感じ方は千差万別で、何がツボるか解りませんものね

シミズさん
弱さ・狡さ・恐ろしさ・優しさ…とヒトクチに言い表せないキャラでしたね
ゆえに、生々しいキャラクターとして印象深いです
優しく喋っていたのが、急に怖くなる・別人になる瞬間を生で観れたのは本当によい想い出です

いいえの、「語り」は拙ブログの仕様ですからw
「なぜ・どうして」理由こそ理解・共感の始まりや思います
どうぞ・また、遊びにいらしてください
初コメントいただき、アリガトウゴザイマシタッ!!!!!

……………………………………………………………………………………………影千代

投稿: mikanサマへ | 2010年7月26日 (月) 21時29分

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