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2008年1月15日 (火)

死ぬまで★7発

【死ぬまで★6発】 のつづきです

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シミズ宅に勝手に入ってるコースケ・ストーカーやないけw
盗み読んだ手紙に血相を変え、走り出す 「シミズさぁん!!!!! シミズさぁん!!!!!」
 
ステージにシミズ登場
カーキ色のモッズコート・皮の旅行カバン・新聞…遠征の装い
フタバも現れ 「ハイ・丁度いいじゃない」 白い紙袋・抱き人形の入った袋を差し出す
「わざわざ届けに行かなくていいってことよ (微笑」 「おぅ…」
シミズは隣町・姪っ子と姉夫婦の居る町に移るってコトやんな
「曇ってる…」 「ぁあ」
「別に関係ないけど、晴れてようが雲ってようが」 明るい口調は強がり?
「楽しそうだな」 「そう?そうでもないけど」
そら、フタバにすりゃ「別れ」になるから楽しくないって
カバンの中身を探り始める 「タバコが無いのよ」  「あれ…何だっけな?」
「タバコのこと?」 「いや・そのうち思い出すさ…ハラ減ったなぁ…」
「食べ物なんか持ってないわよ」 「聞いてないよ」
「まだ思い出さないの?」 「そのうち思い出すよ」
「そのうち・そのうちって…気持ちいいんでしょ、そう言ってるのが!私ショックだった!楽しそうって言われて!」
「あったよ、タバコが・客の忘れ物が」 フタバの 「ラリー」 に応じず、穏やかに
ポケットから出したタバコを人差し指と中指で挟んで差し出す、受け取ろうとフタバが手を伸ばすと、指を曲げてフェイント
からかわれてムッとするフタバ・シミズは柔らかい笑み
「しけってるわ…」 持っていたマッチを擦るも全滅・火を点けられない
「私…死んでる?」 青ざめるフタバ
「いや・死んでない、見えるだろ?あの雲も、どんなカタチしてるか言ってみなよ」
優しい声で空を仰ぐ
「横に長い…パン・パンの様だわ (笑顔」 「俺にもそう見える」 「二人で食べた…」 「ぁあ」
ちょっとイイ雰囲気の2人
「俺と同じモノが見えるんだ、死んでるワケ無い (微笑」
「あの木も?」 少し甘える様な口調が愛おしい
フタバの指す方を眺め 「葉っぱが一枚だけ残ってる」  「ホントだ・1枚だけ (微笑」
「見えるモノを・風景を二人で話せるって素敵なコトね (微笑」
「間違ってなかったろ?俺はアンタが楽しそうだって言った」
気持ちを告げないからこそ生じる擦れ違いなんやって
「さっきとは違うわ…直ぐに意見のすれ違い…私・風景だけ見てることにするわ」

女特有のイジで強がる
「何してるの?」 使い物にならなかったマッチを拾い集め、箱に戻し始めたシミズに問う
「貰っていいか?コレ・姪っ子にあげるんじゃない、アンタの頑張りを、コレを見たら思い出す気がしてさ…ダメか?」
「私・死んでる?」 「どうしてそうなるんだ!?」 「思い出すって…」 「頑張りをって言ったろ!?」
「死んでるってコトでしょ!? だから思い出すんでしょ!?」
「何言ってんだよ!!!!! 俺はこの町を出るからだ」
取り乱すフタバに一喝・最後は静かな調子で
「ついてく…あげる必要も無いでしょ?思い出す必要も!」 マッチを取り返し向かい合う
「いいか?アンタは死んでない・俺と同じモノを見た!同じモノを感じた!」
言い聞かす様に強く語る
「アンタがムキになるから俺もムキになる、俺が 「死んでる」 って言ったらアンタは 「死んでない」 って言うだろ?」
「言われたら言い返してやろうと、まるで何かのスポーツみたいに2人でステップ踏んでんだよ、ハハッ・どうする?」

テニスの様にサイドステップを踏んで、おどけてみせる
なんやかんや言うて2人の関係を良しとしてた・憎まれ口の応酬も楽しんでたか

「痛くして・私が生きてるのなら」 強く抱きしめて欲しいと、抱きついて懇願するフタバ
その背に回した手・力を込めず寸止め…ここまで来て、何故か戸惑いを見せるシミズ

「何をしてるの?」 追ってきたコースケ
慌てて身を離す2人、シミズはその場で、フタバはシミズの旅行カバンの上に置いてあった新聞を広げる
「どうして教えてくれなかったの!? 読んだんだよ、手紙を…」 泣き出しそうに
「俺・今ヘンな体勢じゃなかったか? 押されてる様な」 不自然な 「確認」 を問うシミズ
「???」 イミが解らず怪訝そうなコースケ
フタバに肩入れするシミズを良く思わないコースケ
「逃避行」 と誤解して怒り心頭でもおかしくないのに完全スルー、それに対し安堵の色を見せるシミズ
突風が吹き上げ、またしても新聞に顔を覆われるフタバ 「誰が何を言ってるの!?!?!?」
それでも目もくれないコースケ… 「シミズの出立で動転してる」 に治めるにゃ不自然でなかろうか?
やぱ・フタバは死んでる?それで特定の人に見えたり、見えなかったりするのか?

「親父のせいですか」 「いや・カネのためだよ」 フタバも紙袋も置いて歩き出す
悲痛な表情で見送るフタバ、後を追うコースケ
「アンタが爆発とか言うからとんだ恥をかいたよ、言葉は意味を伝えるためにある・混乱させるのはよくない」
映画 【シェーン】 の話をしながら上手側・客席通路を通って、シミズ&コースケ退場

『♪ ぁあ、こんな日は 祈る女になりましょう』

取り残されたフタバ・シミズの行った方に向かって・力無く叫ぶ
「シェーン…カムバック…」

『♪ いつまでもそばにいるよ いつまでもそばにいるよ
                     しあわせな時は短いなんて あれは嘘ね』

コースケを振り切ったか?戻ってくるシミズ
震えるフタバの手・自ら強く握る

「冷たい?」  「いいや」

───────────────── 完 ─────────────────

カテコ

『♪ ぬれた黒髪 パトリシア 長いまつげのパトリシア 振り向く男に媚態三昧』
【パトリシア】1番の演奏が始まり、ドイ君・ミヤマ・コースケ・フタバ・シミズの順でキャストが舞台に戻ってくる

一度退場するも、鳴り止まない拍手に戻ってくるキャスト

最終的には岩松氏も御登場・ホンマすみません;

これが初日のパターンで、中日なんかでは、退場しようとするコースケをドイ君がドアを閉めて置き去り
シメは同じ嫌がらせをシミズがやるという、コースケ総受の展開 (言葉を慎め

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ご拝読頂き・有難う御座いました
細部は違うんで、責任は持てません;
おおよそ・こんな雰囲気でした

アンダーグラウンド感が良い芝居でした@満足

芝居の余韻を保つために、カテコは控えめやったんかな?思いました
僕がカテコ書いたんはしゃあなしでですね、ホンマ・シリアスなまま〆たかったですもん

どうだか

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