武装戦線 ~政府軍 VS 革命軍~
僕自身・発売当時はオンタイムに関わらず、今ほど熱心でなかったんですよ
確か・公式日記で、殿が 「クリスマス返上 in ジャングル」 そんなようなハナシをされてた記憶が
殿@フリーライター平川
フツーにタラタラした兄チャンで 「スクープ取れたらいいなぁ…」 安易な気持ちで戦地取材を請け負ってしまう
言い渡された取材内容は 「伝説の傭兵※ “リヴァイアサン” の写真撮って来い」
内紛の続く ミンダナオ島※ へ飛ぶ
※傭兵・金銭などの利益により雇われ、直接に利害関係の無い戦争に参加する兵またはその集団
※ミンダナオ島・フィリピンの国土で、南端に位置・交易の中心地であったことからイスラム教も伝道
イスラム系住民が独立を求める中で、キリスト教徒が多数流入、社会の主導権を取って代わり、争いの発端に
中東紛争からアメリカの介入で、反政府軍は弱体化を辿る……って・ごく最近のハナシです;
導入部はちょっと萎えたんですよ
「この辺りは敵がいっぱいなんだ」って軍人が記者に注意を促すんですが、居るのは 「小屋」
見張りは立てとるけども、小屋って 「狙ってください・バッチコー!」 じゃね? (言うな
フツー塹壕とか、もっとカモフラするよね…
ヌルい映画かなぁ…なんて思ったんですが
以外や良かった!
終始 「殿目線」 で進行する映画なので、ジャンル的に苦手な方でも、すごく見易いと思います
武装戦線 ~政府軍 VS 革命軍~ (05.11.25 発売
現地に到着・政府軍に合流した殿
オーバーサイズの迷彩服がダボダボで、腰の引けたへなちょこ歩き
ビデヲカメラを覗く時・クチが半開きで、まさに 「何も考えず来ちゃったアフォ」
「お花畑」っぷりも匠w
状況が悪化するにつれ、泣き叫んだり、食べたモノを戻したり 「一般人」 のリアクションを好演
怯えっぷりが、映画の世界観に説得力を持たせています
さっきまで話してた兵士の頭があっけなく吹き飛んだり
身体がバラバラになって泣き叫ぶ兵士が居たり
「どうせ低予算じゃろ?」 甘く見てたんですが、意外とナマっちょろい作りじゃなかった
戦争映画って 「こんだけ酷いんだぜ?」 って惨状を見せ付けることで 「反戦」 を訴えるじゃないですか?
洋物大作なんかは、惨状の映像技術が 「客引き」 やったりもするんですが
でも、まず・観て貰わねばしょうがないですもんね、でなきゃ訴え様が無い
ナマっちょろく作ると 「単なる低予算映画」 とか 「自己マン映画」 になってしまうので、良いと思います
で・単に 「画がウリ」 なんて卑しい作りじゃない
その・惨状に一般人である平川はひどく傷つく
一戦まみえ、両兵士とも死傷者を出すシーン
どちらにも肩入れしてない平川は、両者の惨状に対し公平にショックを受ける
無傷で捕えた革命軍の兵士さえ、その場で射殺してしまう政府軍に抗議
自国の戦争でもないのに、わざわざ参加するアンタ等(傭兵)はオカシイと
が・人間が居る限り、憎しみは生まれ、小さな憎しみも纏まれば戦争になる、だから無くならないと
傭兵の言葉に平川は言い返せないんですね
そのまま同行し、命の危機にさらされる中で平川の得た気付き
奇麗事や言われたらそれまでか知らんけど、やぱ・詰まるトコ、人の想いでしかない
大それたコトは出来ないけれど、小さな憎しみの芽を摘むコトなら出来る
平川のジャーナリズムに目覚める姿・僕等に訴えかける映画でした
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コメント
影千代さま!
こんなところにシャシャリ出てきてしまいましたm(__)m 気付いて貰えたら幸いです(^^ゞ
と、言うのも…【武装戦線〜】観たもので☆
だいぶ前にDVDは購入していたのですが、いつかね〜とほったらかしてしまっていて^^;
殿不足の今観るべきでしょう!と…。
観応えありましたぁ☆
なんか、等身大の“人間北村一輝”の姿が新鮮な印象でした。 最近の殿は役柄的にも美しくまとまっている気がして、それはそれで素敵なのですが、この作品の中の殿は泣き叫び、腰を抜かし、怯え、嘔吐し…と、寄り添いたくなるような親近感を覚えてしまって。
殿目線のドキュメンタリーのようにも感じました☆
私は残虐なシーンは苦手なくせに戦争映画は好きというやっかいな性質なのですが、この作品はちゃんと観終れました^^;
殿が主役??
やはり小沢さんなのかな〜小沢さんが映るとVシネの香りを感じてしまいますが^^; この方の顔面凶器っぷりはパないですね(+_+)
終盤の、政府軍の車から洞窟爆発を見守る傷ついた殿の表情の色っぽさと、ラストの、少女の荷運びを手伝う無邪気な笑顔にノックアウトでございました(≧ε≦)
長々すみません。反戦を意識できた良い作品でした☆
投稿: にがうりん | 2011年3月 8日 (火) 17時43分
にがうりんサマ☆コバワッ!!!!!
コメは管理ページに頂戴した順番に表示されますけん、大丈夫です
僕がコメレスを放置しすぎて見落とす人為的エラーはありますが(ぁ゛
ほんで、繁忙期に重なり、そこへ地震も起こりまして10日以上もお時間いただいてしまいました
すみません
僕の方は全く無事ですので、どうぞお気遣いなく
OAの無い期間、自主的に、しかも購入DVDを御覧になるとは…ヲタの鑑にござる(`;ω;´)
TVでは年相応の役柄になってきたんでしょうね
できる・できないではなく、映像には画的な説得力も絡んできますし
本作での殿は、ごくごく平凡な、ちょっとスイーツ(笑)気味な…
そんな人間が極限下に置かれた姿
力演されていたと思います
戦争をテーマにした作品は割合メッセージ性の強いモノで
僕もWOWでよく見ますよ
顔面凶器wwwww
哀川・竹内・小沢・白竜とVシネ界四天王ですけんのw
小沢サンの突き抜けたキャラ設定は果たして必要だったのか…(台無し
ラストはいい笑顔でしたね
貧困・資源の奪い合いと戦争の種は尽きません
人間の居る限り争いは無くならないでしょう
ほいでも、戦争するんも人間やし、防ぐんも人間ですけんね
先ずは政治に関心をと思います
影千代
投稿: にがうりんサマへ | 2011年3月20日 (日) 17時48分