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2008年6月 1日 (日)

ホカ♯7 ウラ感想

今日は改めてホカベン@スギーさんメイン感想をば

スギーさんの再生が描かれてて、見応えありました
正直申し上げますと 「キリシマ超えはムリ…」 密かに想ってたんです (殴

殿の演技云々でなしに、脚本プラン的にといいますか
オサレな殿は眼福やし、露悪的な物言いも好きだ
けれど・深刻な問題を引きずっていると見せるには、少々物足りない
遊びスギーとか、おもちゃ多スギーとか、演出的にも

もっと・真面目ギチギチな格好で、粛々と事務仕事はこなすけど、熱は無くしてるくらいの方が解り易かったかなぁ…と
でも・♯7にはスギーさんの葛藤×本意×再生が描かれ、周囲との関係性も含め・よく解った気がする

スギーさんは、自殺に追い込んでしまった被害者への罪悪感も勿論、昔の様な 「弁護士」 に戻らなくてはいけない葛藤もあったのでなかろうか
勤め人としたら当然ですし、所長や工藤弁護士などエムザ創設メンバーへの情(負い目)もあろう

スギーさんは過去を思い出し街に立ち尽す、灯チャンの電話もシカトだった
けれど翌日には被害者の落ち度を責めろと 「弁護士らしい」 命令を下す
が・普段と違ってわやくちゃな髪型が、ロクに寝れてない風で独りの葛藤を伺わす
本心が聞きたいと迫る灯チャンに 「死刑になりゃいいんだよ」 声を荒げ、まっとうな苦悩を吐露
立ち聞きしていた所長は 「忘れろ」 と
そこで、スギーさんの見せる目は 「お父さんはどうして解ってくれないの」 セガレのようだった
人情を棄てて 「弁護士」 で在ることへの疑問・一人だけ気付いてしまった辛さ
「何でみんな平気で居られるんだ?」 無気力の所以でしょうか
会社創設期はみんな違ってたんだろう
大きくしようと頑張るウチに、スギーさんも今の工藤さんみたいに変わって、そんな自分を正しいと思ってた
樹里チャンは本当に初期のスギーさん・灯チャンみたいだった頃を覚えてて、彼の根っこを信じて好きなのだとオモ
工藤サンは、辣腕スギーさんに憧れ、師事→恋ってか
2人の女子は別のスギーさんを愛してるってな
所長も経営責任を背負って人が変わったのだろう
それは仕方ないことだけど、昔は違ったぽい(ソース@潮風食堂マスター)
去り際・肩を叩く時に目を合わせないアタリ・経営者として接している感が伺えた

裁判に負けて、所長室で説教くらうスギーさん
怠けても静観してきたと言う所長・違う道を歩いているコトがビシバシ伝わる
「あなた・弁護士としては終わってしまった人間ですね」
「失礼します」
薄ら笑いで動じてない風ですが、目は泣きそうに潤んでる
スギーさんの中で、創設メンバーへの決別が済んだのだろう

僕は、ぶっちゃけ・戦わないスギーさんが嫌いだった

今更白状;

生きてる限り、いくら傷ついたと言えど、何もしないで居るのは卑怯だ
被害者を死なせてしまったのに、自分は未だ生きている
生きてこそ出来ることをしなければ
人間なんて無駄に生きてりゃ日々CO2を排出するだけのクソだ
それこそ、被害者に申し訳ないのでなかろうか
例えば、グンジーでも聖也サンでも、方向性は間違ってたとしても、努力を厭わず・時に手段も選ばす・己が信条のため戦ってる
僕の個人的好みとして、戦うキャラが好きなんです

僕目線では、スギーさんって逃げてるだけに見えてん@魅力薄
スギーさんよか灯チャンにチカラづけられる
彼女の走りっぷりに、時に「オロロ;」思いもしますが、底意を疑っちゃいない
あのママンが居るからこそ、灯チャンはバカみたいに清くてまっつぐなんだと納得出来る

なんせカッコェエだけじゃ、僕のハラは膨れないのです

でも・今回はよく戦ったッ!!!!!
スギーさんは所長の望む弁護士としては終わった
けど・人間としては終わってなかった

負ける裁判を仕込んだことで灯チャンの良心を守った
トラウマ被りの事件に、静観決め込まず自ら参戦 「一応オマエの教育係だからな」
悪ぶっちゃいるが、自分と同じ轍は踏ませまいとするスギーさんの男気 (感涙
創設メンバーとのシガラミを絶った
レイパーを罰することで新たな被害を防ぎ、自分の過去に報いた

スギーさんを本心から好きになれた♯7でした

来週はスギーデスクにも医学書やら判例の山…仕事してるよ…
やっと歩きだすんだ

こうして、視聴者を安心させたトコにトミタが♯9・10に仕掛けてくるんだろ;
最終章はスギー祭りの予感
って・灯チャンに本音は吐露したものの、実際に何があったか彼女は未だ知らない
きっと・知ることになるのだろう
その時、どんな顔をして、何と言うのだろう…

灯チャンのコトだから、きっと悪い風にはしないと解ってるんですが、既に泣きそうです
相当ビビッっています (弱

蛇足 (´・ω・`)ノ

「あのぅ・大丈夫ですかァ?どうかしましたァ?バイクなら直せますよォ」
DQNに成りきる演技派スギーさん (吹

「ところでオマエどうなんだよ?・男とか居ないのか?まっさか六法全書がカレシとか言うなよ、気持ちワリィw」
灯チャンにセクハラ呼ばわりされるオヤジっぷり (吹
違う・コレもスギーさんなりの愛情表現w

スギーさんを轢きかけたバイカー
バイクといい、レザースーツといい、ハードゲイみたいで (黙れ
まま・蕎麦屋の岡持ちカブじゃ画にならないかも知れないけど

って・決して蕎麦屋さんを侮辱するつもりはありません
僕に夜食を届けてくれる救世主
願わくば、もう少しノリをかけてください (私信

グダグダなとこで〆

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コメント

こんばんは(・∀・)
7話の杉様、本音のシーン…殿の人としての言葉、迫真の演技、表情、に涙しました…こんな弁護士さんがいてくれたなら…と…今まで、辛いものばかり見せられていたから、余計に…
回想シーンの杉様は、別人でしたね…鋭い目つき、誰にも負けないような強さ…それが被害者の自殺によって目が覚める…目が覚めるというか…
葛藤が起こるというか…(私、表現下手です…)
でも、これからが楽しみです!杉様、再起動に!!…影千代さんがいてくれて良かったです!凄く説明が解りやすい!(*^_^*)「タイヤパンク…」のシーンは、私は、殿のアドリブかと…(^^ゞ
でも7話は、私にとって感動的な回でした…
光を与えられた様な気がします…

…軍司さんが気になって、最近、医龍を見始めました(^-^)軍司さんは、色っぽい人ですね(*^_^*)…まぁ、それだけではないのですが…何回も言ってしまいますが…スーツがよく似合う!!
しかし!医龍は医龍で、院内、ドロドロですね…(^^;)見ていてビックリする事がいっぱいで…
(゚-゚)…

あっ…またいっぱい話してしまいました…(^^;)
では、そろそろ

投稿: 雪也 | 2008年6月 1日 (日) 21時02分

雪也サマ☆コバワッ!!!!!

本音シーンは圧巻でしたね
いい演技を観れたと感動です!
回想シーンのスギーさん、強さ…まっとうな意味とは違った強さアリアリでしたね
人を食ったような雰囲気とでも言いましょうか
被害者とか加害者でなく、全ては 「ゲイムの駒」 的な

>目が覚める…すごく的確や想います
人を人と思わずやってきたから非情になれる、だから強かった
回想時のスギーさんにとって、裁判は勝ってナンボのゲイム
それが生身の人間相手と思い知らされ、葛藤に至るという

いよいよ再起動ですね!
過去スギーは百戦錬磨・その手腕を今後は人間的利用するのでしょう
最強弁護士誕生ですッ!!!!!
今後の仕事ぶりに期待が高まりますね

いいえの…とんでもない;
長文にお付き合い頂き恐縮です;

>タイヤパンク
瞬時に状況再現するあたり、ヤリ手ぶりを伺わせ満悦でした
しっかしノリノリでw
殿の「こういう風にしたら…」ご意向あったかも知れないですね
「バイク」のアクセントがリヤルで笑いましたw

良いストーリーでしたね
傷ついた人が、乗り越え・立ち上がる様はアツいモノを残してくれます
>光を~
灯チャンは弱者だけでなくスギーさんまでも導いてくれましたね
なんて子だ(感涙

グンジー御観賞中ですかッ!!!!!
色んな意味で大好きです
ネタ見地が大きいかな…(コラ
逆上っぷり&ヘタレっぷりに吹いたりもするんですが、自身ナナメっ子ゆえ感情移入し易いです
教授戦があるんでドロドロすね
恋愛モノは察しがつくんで興味が持てないのですが、業界内幕モノは驚きや考えさせられるコトが多く・良いですね

や・コチラこそハナシが長くなりました;
では・オヤスミナサイ

投稿: 影千代 | 2008年6月 1日 (日) 23時47分

影千代さん、こんにちは。
お仕事、ご多忙の中「ホカ#7 ウラ感想」有難うございます、楽しく拝見しました。
>「キリシマ超えはムリ…」密かに想ってた
確かに、です。
「医龍」は、キャスト・ストーリー・BGM、全てにおいて最強でした。
ストーリーが良いからキャストが生きてくるし。キャストの素晴らしい演技にあのBGMがかぶさると更に臨場感溢れるシーンになるし…。
比べるといけないのですが、「ホカベン」は今一歩、何かが足りない。
「お前の教育係りだからな」という台詞も、日頃の杉崎の仕事に対する姿勢をみてたら、納得させる重さがないし。影千代さんが仰る通り、やはり脚本の出来でしょうか。
でも、7話は6話に比べて、ストーリー的にも杉崎的にも感情移入して観る事ができました。
7話の依頼は、かつて杉崎が担当した案件と酷似した内容で。
所長をはじめとしたエムザ首脳陣は「杉崎先生の最もお得意のケースでしょ?」と、相変わらずの「エムザの為の利益優先」をちらつかせるけど、カラオケ店から出てきた被害女性を見て車の陰に隠れたり、夜の歩道に座り込んだり…と未だに過去を引きずってる杉崎には皮肉に聞こえたのでは。
弁護士の常套手段を駆使して執行猶予を勝ち取った若き日の杉崎。その結果、被害女性を自殺に追いやってしまい杉崎の忘れられない傷に。所長は「裁判が終われば弁護士の仕事は終わり」と言うけど、杉崎にとったらそんんな簡単なものじゃない。
被害女性の末路を「見た者」と「見なかった者」の差が、所長と杉崎の7年間の埋められない溝を作ってしまったのでしょう。
灯に、自分と同じ弁護士人生を歩ませたくない杉崎は、負けるのを覚悟の大芝居を灯に演じさせ、結局、執行猶予はとれず裁判には負けたけど、灯にも杉崎にもスッキリした結果になって良かった。
今回の裁判の結果に杉崎の弁護士としての可能性に心底失望し、「あなた、弁護士として終わってしまった人間のようですね」と言い放つ所長に、軽く微笑さえたたえた杉崎の表情、清々しささえ感じました。
灯の熱さに突き動かされる杉崎の再起動を願いつつ。
次週は医療問題ですね、第9話・10話の杉崎過去エピソードに向けて余力を残しておきます☆(笑)
それでは、長くなって申し訳ありません、失礼します☆
影千代さん、お仕事、頑張ってくださいませ。

投稿: kaoru | 2008年6月 2日 (月) 13時13分

kaoruサマ☆コバワッ!!!!!

やや…まとまらんアガリでスミマセン;

【医龍】僕はネタ的に観てる部分も含まれるので、アレなんですが(殴
主演@ドラゴンがダイコンなんです(言うな
坂口君はすごいイイ奴なんで、頑張って欲しいのですが、ダイコンなんです
そんな致命傷を抱えつつも、当たり役に仕立て上げてしまう演出の手腕
テイマの「命」は、重かったり、説教臭いと視聴者離れを招くモト
そこを脚本テンポの良さで、ヒーロー活劇に作り上げ、年代性別問わない作品に
って・人物の心情描写には抜かりなく、活劇やられても萎えない・あざとく感じないんですよね
良いドラマでした… (しみじみ

「キリシマ超え」
登場率の高さとテイマの重さで 「いけんじゃねぃか!?!?!?」
ね・以前もオハナシしましたよね
期待は確かに持っていたのです
でも、観進めてくウチに、仕事しなさスギーが気になったり、美点であるオサレが寧ろ腹立たしく思えてきたり…
連ドラゆえ、画ヅラを綺麗にしたいのは解るんですが、芝居の邪魔じゃないか?思うコトも
あとは、女性陣のスギー談話など、整合性が取れてなかったりで
「かわりばんこ脚本」がアカンのでしょうか…
なんかスッキリしないモノが残る…という

♯7を観て、初めて空想補完する気になれました
返せば・満足度が高かったと

僕は 「オマエの教育係だからな」 好きなんです
事前に所長室に呼び出され 「そんな仕事したくない」 感アリアリ@泣きそうなスギーさん
「普段どおりバックレ・最後のオタスケマンか?」 僕はTVの前で毒を吐きました
過去の傷は聞いてるものの 「何もしないで居る」 ことに納得出来なかったからです
「何故・辞めずに居るのか」 僕には考えが及ばないので、今後・明かされたら嬉しいです

で・そんなコトを想っていたモノですから、初期調査からちゃあんと同行するスギーさんに誠意を感じました
勿論・前話でもオタスケマンとして、誠意は伺えたのですが、あくまで受動的
上司が部下を育てるために課題意図での放任主義でなく、灯チャンが走って真実を引っ張って来るからという
平たく言うたら「しゃあなし」というか、良い流れに乗っかっただけみたいで (酷
「能動的に動いた」 のは初・過去を理由に社のお荷物上等だった男が自ら!
灯チャンのコトも考えてるし、同様案件にあえて動くアタリ・過去から完全にケツまくったワケじゃない
それらが立証されたようで嬉しかったです

正直・スギーさんにイラッとくるコト多かったので…対影千代における挽回的な (白状
見直したよ!とでも言うか… (酷

今までの回を観てると「所長って人間デカイ人かも…」
最後は味方で居てくれるだろうと、甘い期待を抱いておったんですが…壊滅的でしたね
末路を見てないから、とことんビジネスライクになれる
「潮風食堂のマスターは何の複線だったんだよ!?!?!?」 ガッカリです (泣
「サバ味噌食べて来い」に込めた意味など無く、ただの世間話やったんでしょうか (泣
代わりばんこ脚本の成果?(沈
や・未だ先があるんで、所長の人倫に期待…(ムリクリ

大芝居…ね・効果的でしたね
あの落差で裁判官の心象ガタ落ちですもん
見事な作戦を立てたアタリ「ちゃんと働いてるよ(泣」
過去の辣腕ぶりに人倫追加・コレほど強い弁護士って居ないッ!
所長やら、過去やら、スギーさんを取り巻くモロモロを灯チャンに助けられましたね
背中を押してくれてアリガトウッ!!!!!

やっとこ歩き出したスギーさん、今後の動きが楽しみです
割り切り予測で非道なのですが、♯8はコンビネーションが働き割と安心して見れる回かと
で、♯9・10がヤバイんですよ…きっと…(ガクガク
余力…いっそ・チャージしとくぐらいの備えでw

なんやムタクタ長くなってスミマセン;
仕事アガリは支離滅裂で(言い訳

残り少ないので、頑張ってついてきますッ!!!!!

投稿: 影千代 | 2008年6月 3日 (火) 00時02分

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