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2008年8月17日 (日)

昭和のいのち

やっとこDVD観ました (遅

【昭和のいのち】 初回1998.08.10 TBS地上波OA

昭和20年・太平洋戦争末期
優しい母(麻子)・気の強い次女(和子)・おっとりした三女(洋子)で仲良く暮らす家族
父親を戦争で亡くし、母の和裁教室で家計を支えていた
幼馴染で建具屋の兄妹(梅造・千代)が物心両面で支え、家族同様の付き合いをしている

家族の気がかりは家出した長女(幸子)
母も幸子も意地になって、戻ってくる気配がない

そんな折、東京は空襲に見舞われる
幸子を案じていると、見知らぬ男に助けられ、家に運び込まれた
怪我をしているが命に別状なく、家族と梅造は安堵する
が・見知らぬ男は母親を見るなり顔色を変える

翌日・男は敷地内の防空壕に身を潜めていた
居合わせた梅造が取り押さえ、K察に突き出そうとする
が・悪い人ではなさそうだと話を聞いてやる幸子
男は長谷川一人と名乗るも、それ以上の話はしなかった

家で療養するうちにワダカマリの解ける母と幸子
が・幸子のお腹には子供が宿っていた
母が家出を許さなかった理由は、紹介できないような男・道ならぬ恋を案じてのことだった
ガンとして相手を言わぬ幸子
また、長谷川と母との間柄に疑念を感じていた

と・まま、そんなサワリ
以下、長くなるので 「観てないと解らない感想」 になっています

母が長谷川に最後まで名乗らないのも理解出来なかったな
コレは、逆立ちしたって僕のハラから子供は出てこないせいかも知れません

次女・三女には言わず、長女だけに真実ってのは解る
が・せめて、死亡フラグ確実な長谷川本人には言ってやってもインじゃねいか?
それが昭和の価値観なのだろうか?
僕には 「花の香り」 解らんかった (さいてい

東京大空襲ってのはホント凄かったんですって
橋を落とし、辻を狙い 「面」 が燃えるように燃焼系爆弾を落としたそうです
走って逃げられる範囲では炎に巻かれ出られないという
そのうち、業火が気流を生み、竜巻となって押し寄せ、老若男女一切の別無く焼き尽くす
難を逃れた家もあったでしょうが、一家の周囲があまりに無事すぎて違和感
何かあったらいいって言ってるんじゃないすよ;

当時はハウス農業なんて無いですから、兵隊に食糧を持たせたて国内スッカラカン
その割に、食うに困ってない一家の不思議
着てるモノも結構小奇麗で、あまし苦労を感じない画ヅラ;
また・若くてガタイの良い梅造サンが徴兵されてないって最大のナゾ
言っては何だが、真っ先に連れてかれるハズ
公務員でも無いし、肺病でもない…鳥目やったんだろか?

戦争題材ゆえ、僕・期待過剰やったかも…
悲惨さを描いて 「だからいけない」 って作品の方が、観たあとに 「残る」 んですね
古い喩えですが 【きけ わだつみの声】 で鶴田サンが叫ぶ 「腿の肉が!」 忘れられません

今作は戦中の苦労や、戦争自体の悲惨さってよか 「ホームドラマ」 に特化しており、何も戦中舞台じゃなくても良かった希ガス
戦中にした意味あんま無くね?という (殴

そんな意味で、期待ハズレでした;

でも・毎夏、戦争を振り返るのは大切なコトや思います
僕等がヲタライフを享受出来るのも今に生まれてこそ
平和あっての娯楽・文化ですんで
単に 「やっちゃいけない」 センチメンタル浸るでなしに 「どうすれば防げるか」 考えたいす
政治への関心も大切や思います
世界には未だ戦争も・武力鎮圧も選択肢な狂気ってる国が沢山あります
が・そういう国は往々にして、一党独裁で、思想教育や逆らえない支配をキメているもの
そういった支配者に併合することなく、渡り合える政治家でなくては

長くなってごめんなさい

末筆ですが、殿に特化した感想をば

殿@梅造サン

ボウズ刈・丸メガネ・建具職人の紺のツナギ&ハッピ姿
江戸っ子言葉で、ガラは悪いが不器用で気持ちの優しい青年
殿自身もお若く、スリムで肌がピチピチしとぅw
素材は間違い無く美貌なんですが、完全に封印するアタリ・匠
女所帯を助ける男手って設定ゆえ、全般に亘って御出演

長女の幸子に想いを寄せており、そのアタリ次女の和子にチクチク苛められとぅw
オマセな和子に敵わない遣り取り・良いコメディソースとして活躍
しかも和子が樹里チャンである件は最大の笑いドコロ (笑うな
幸子が他の男の子を宿していると知っても、変わらぬ愛を注ぐアタリ・漢
本気のプロポーズには不覚にも目に水が
ホント・ェエ奴だ
物語の 「未来への希望」 として良い役回りです
結婚を決めた幸子が伯母さんに 「眉が太くて体がガッシリしてて…」 特徴を伝えるくだり
まんま・中の人やんけw

作品自体は物足りないですが、殿に特化すれば面白いです

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